内容は関係ないのだよ。

私は、ギャルゲー・エロゲーの類そのものや、その手の話をする人が苦手です。
好きで遊ぶのは、法に触れない限り構わないと思う。
ただ、人前でするような話ではないと思います。
ネットなどの普及で、「市民権を得た」っぽい雰囲気になってるけど……。
やはり人の性的嗜好は知りたくない。モラルの問題。


この手のゲームが嫌いになった原因はいくつか思い当たるなぁ。
でも、決定的なのは、高校時代に痴漢に遭った事。
予備校に向かう途中の地下通路で、最初は「うちの娘が家出したのですが、見かけませんでしたか?」と写真を見せてくるのです。
「見ませんでしたよ」と応対したら、その後ずっと横を歩いて話しかけてきて、人の少ない所では「ねえ、生理が始まったのはいつ?」とか気持ち悪い事を聞いてきて、走って逃げようとしたら、いきなり手を掴んで「あっちにいい所があるんだよ、行こう」と手を無理矢理引っ張って、チン○を握らされたのです。
あああ、気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!
中学生時代に合唱部で鍛えた大声で喚いたので事なきを得ましたが、それ以来、男は大嫌いです。
私に痴漢した男は、当時すっごいジジイに思えたけれど、その頃の父と同じか少し年下に見えたので、30代半ば〜40才くらいだったと思う。
自分が今、その年齢に差しかかっています。
……なんつーか、色々と思う所はありますよ。


恋愛感情を抱かない男友達はぎりぎりセーフですが、こっちに気があるような雰囲気があるとダメですね。
鳥肌がたって、もう口が聞けない。耳を塞いで、カタカタ震えます。
よく結婚できたなぁと思いますわ。ほんとに。
ガッツがあるんですね、うちの旦那さまは。


恋愛シミュレーションやアドベンチャー、18禁ゲームに関しても、高校生くらいの女の子の絵がパッケージに描かれたソフトの話をされただけで、正直震えが止まりません。
いい年した男が、若い女の子を攻略するゲーム、というだけで恐怖を覚えます。
もし、それが主な目的じゃないとしても、内容とか関係ないんです。そういうものだ、というだけで駄目なんです。
自分でも過敏だと判っているので、頑張って話は聞くんですよ。
「すごく面白いから! エロゲーではないですから!」
と何人もの男性に熱弁されたので、友情に負けて、月姫とかフェイトの漫画版を買ってみたりする事もあるのです。(さすがにゲームを遊ぶ勇気はない)
でもね、でもね……。
無理。
努力はしたけれど、無理なものは無理。
私を女として見ていないのは感謝しますが、そういう話をされた後は本当に気分が悪くて、家に帰ってから堰を切ったように涙が止まらない。
友達に対してそういう風になってしまう自分が嫌で嫌で、気持ち悪い。


そんな感じで、本当に自己嫌悪の毎日だったのですが、とある雑誌で女の子を対象にしたアンケートを見かけまして、その中で「彼氏がゲームするのはアリ?ナシ?」というような問いがありました。
覚えてる内容を述べると、

  • 彼氏がゲームするのはアリ?
    • 大半の女の子が「アリ」。
  • 好きなゲームは?
    • 大半の女の子が「マリオ」。マリオ、強いな。
  • 彼氏に遊んで欲しくないゲームは?
    • 恋愛ゲームが70%くらい。18禁含めるとさらに増加。
  • ゲーマーの彼氏にされたら怒る事は?
    • ゲームにかまけて彼女放置。

という感じ。
「ああ、自分だけじゃないんだな」と、ちょっと安心しちゃいましたよ。
我慢する事ないんだなぁと。