何故か悲しくなる時。

意味もなく悲しくて、いつまでも涙が止まらない時がある。
今日などもそうだった。


いや、理由がないわけはない。


わかっているのです、本当は。ただ、知りたくないだけ。
友達に、自分の気持ちが伝わらない悲しさ。
誠意をもって接すれば、その重さが相手には煙たい。
過剰な誠意は、悪意にも匹敵する。
私が、大切な人を大切にするほど嫌われる理由は「ソレ」だと、わかっている。
そんな空気を感じてしまったから。
拒絶の言葉を吐かせないため、もう離れて見守るしかない。
それを相手に言わせたら、もう何も元には戻らない。
どちらの心も壊れてしまうから。
「貴女ハ友達ジャナイ、私トハ無関係ノ人間」
そんな悲しい言葉は、もう聞きたくない。


何度も同じ事を繰り返す自分に吐き気を覚える。
自分の存在意義の希薄さに絶望する。


嗚呼、自己顕示欲の塊なのだ。恐らくは。


気持ちが通じるなんて、幻想だ。
己の性分とは折り合いをつけて生きていくしかない。
これが長所だと信じるしかない。
もっと打たれ強くなれ、自分。