犬と私と10の約束。

この間の金曜日、『犬と私と10の約束』という映画を観てきました。
『犬と私と10の約束』公式サイト


犬が超苦手な私が「何故?」って感じですが、映画の上映券を旦那さまが同僚から貰ったんですよね。
映像で愛でる分には、犬が嫌いな訳じゃないのです。
苦手なのは、誰かれ構わず吠えたり飛びかかってくる犬。放し飼いだけは、マジで勘弁して!
ものすごい勢いで心臓がバクバクして、呼吸困難で目の前が暗くなって、倒れたりしますんで。ハイ。
映画に出るような利口な犬は、あまり吠えないので大丈夫です。


というわけで、本日の日記はネタバレを含みます。注意。


何年か前にネットとかでも広まっていた犬の十戒というのがあります。
あちこちで翻訳されていたので、目にした方も多いのではないでしょうか。
で、それを主題にした映画になっています。
原作はこちら。


犬と私の10の約束

犬と私の10の約束

私の一生はだいたい10年から15年。あなたと離れるのが一番つらいことです。どうか、私と暮らす前にそのことを覚えておいて欲しい。
wikipedia:犬の十戒


……という「十戒」の内容から想像できるように、犬の生涯を描く映画。
それにさらに家族の死やら、一人娘の結婚やらの合わせ技です。
あざとい!
というわけで、わかりやすく「泣き所は3ヵ所」であります。
主に、豊川悦司さんです。


しかしね。
犬の最期のシーンで、「ソックス、死んじゃイヤぁ!」と泣き叫ぶ主人公の膝を、あきらかに作り物の犬の手が「ポムッ」と叩いて慰めるんですよ。
周囲ですすり泣く声が聞こえる中、


私は爆笑を堪えるのに必死。


アレはヤバイって!!
危うく、人でなしになっちゃう所だったじゃないか。
ソックス、そのまま目を閉じて静かに逝った方が、普通に泣けたのになぁ。


他にも、犬が音楽に合わせて尻尾を降るシーンが下手なCGだったりするのも、気になるんだよ〜。
犬なんだから、音楽に耳を傾けているだけで充分なのにねぇ。下手な事をさせると、リアリティが余計なくなっちゃう。
ま、アレは「笑いどころ」って事で。


気になるといえば、主人公の恋人のお父さんが布施明さん。
結婚式のシーンで、聖歌を歌うんですよ。
胸を張って、メチャメチャ良い声で、朗々と。
ほ、本職に歌わせたら、目立ちすぎなんですよ!
他にも、主人公の就職先の上司がピエール瀧さんだったり。
アレらも、監督の用意した「笑いどころ」なんだろうな。多分。


犬を愛でる映画としては、なかなかのモノだったと思います。
犬好きな人なら☆4つという感じ。それ以外の人なら3つくらいかなぁ。
個人的にはソックスよりも、主人公の友達が連れていたアフロ犬(っぽい犬)が気になって仕方なかったですよ!
あれは、箱入り息子とでも言うのだろうか。箱が、箱が!
あと、主人公の母親の絵が超上手。プロのイラストレーターという設定なのかな。絵本として欲しいかも〜。


そうそう、今日気がついたのですが、踊る大捜査線の人(本広克行氏)が監督だと勝手に思いこんでいました。
正しくは、釣りバカ日誌の人(本木克英氏)でした。
思いっきり、字面だけで勘違い。す、スミマセン。恥ずかしい!