ゆめつげ

ゆめつげ (角川文庫)

ゆめつげ (角川文庫)

畠中恵さんの不思議系時代ミステリー。
しゃばけ」シリーズの主人公は、妖怪の血を引く商家の若旦那でしたが、「ゆめつげ」の主人公は、夢占いが出来る神官です。
偉い神社の権宮司がやってきて、主人公の夢告の力で「行方不明となった子供を捜して欲しい」と頼まれた事から物語は始まります。
ところが、その依頼の影には色々な思惑があり、話はどんどん大事になっていきます。


畠中作品には、「なよっ」とか、「のほほん」とか、「とほほ」というか、そういう単語が似合いそうな線の細い主人公や、美形の男がわさわさ出てくるので、ちょっと慣れるまでに時間がかかりましすね〜。
でも、「超能力(霊能力)+時代もの+ミステリー」の組み合わせが好きなので、ついつい読んでしまいます。
その手のジャンルは、宮部さんの作品がパッと思い浮かびますが、あちらはオッサンとオバサンがわさわさ出てきます。個人的には、その方が肌に合うなぁ。