悲恋〜密命・尾張柳生剣

本来ならば、友達と一緒にアルシャードガイアを遊ぶ予定だったのですが、精神の谷底からの浮上に失敗。旦那さまだけ参加してもらう事になりました。
ご迷惑をかけた方々、申し訳ありません。いずれ、改めてお詫びを。


悲恋―密命・尾張柳生剣〈巻之八〉 (祥伝社文庫)

悲恋―密命・尾張柳生剣〈巻之八〉 (祥伝社文庫)

家に引きこもって読んでいたのが、密命シリーズ第8巻です。
今作では、金杉惣三郎の長女・みわが美しい侍に恋をするのですが、タイトルの示す通り、残念ながらあまり良い結果は訪れません。
しかし、みわの凛としつつも相手に尽くす心が伝わってきて、みわのキャラクターを一段と深く掘り下げたお話だったと思います。
前作の天下一大会の影で起こった事件は、新たな火種となり、新たな闘いが巻き起こってしまうのでありました。
ここで和解してしまっては物語が終わってしまうので、それは困るのですが、価値観の違いによる要らざる諍いに、みわでなくとも心を痛めてしまうものです。
一方、清次郎は武者修行の旅に出て、どんどん強くなっております。親子共々、神がかってますな……。