警視庁幽霊係。

警視庁幽霊係 (祥伝社文庫 あ 26-1)

警視庁幽霊係 (祥伝社文庫 あ 26-1)

TONO先生の素敵な表紙に目を惹かれ、「警視庁」「幽霊」というキーワードにピクピク反応し、内容をチラリと眺めてみると、わりと好みの文体だったので、購入してみました。


幽霊が見えるようになってしまったお人好しの柏木刑事と、彼に取り付いている美少女幽霊のコンビで織りなす、涙あり、笑いありのお話です。
強情な幽霊を説得したり、取り憑かれたり、狙われたりして、「もう辞めたい!」と強く願い続ける胃痛持ちの柏木刑事が、可哀想で可愛いです。
強欲な霊能力者、妻子にメロメロな同僚、得体のしれない上司、オカルト嫌いな管理官……と、個性的なキャラクターがたくさん出ているので、面白いですね〜。
ミステリー好きの人にとってはお手軽に読めるし、ライトノベルばかり読む派の人にも受け入れてもらえそうな、「ライト・ミステリー」という感じです。
警視庁幽霊係シリーズは、現在4作出ているそうです。はやく文庫にならないかな〜!