名探偵夢水清志郎事件ノート1〜2。

衝動買い、といわずばなるまい。
ちょうどシリーズの新刊5巻が発売になっており、1巻の巻末を見てみたら、


宮部みゆき
田中芳樹
北村薫
法月綸太郎
太田忠司
倉知淳
霧舎巧


……という、そうそうたるメンバーからの寄せ書きが!
そんな人たちにお勧めされたら、内容知らなくても買うよ!


で、内容はといいますと、ジュブナイルミステリーの文庫化です。
この作品が世に出た頃、わたしはもう短大生でしたから、横溝正史に心酔し、島田荘司に胸ときめかせ、宮部みゆきにドップリでした。ああー、子供の頃に読みたかった。
私が子供の頃の、子供向けのこの手の本というと『ズッコケ3人組』くらいしかなかったからなー。もし10年早く『名探偵夢水清志郎事件ノート』が出版されていたら、図書館で一日中読んでたに違いないです。


作品の内容は、人が死んだり、誰かが傷ついたり……というのはなく、「ほのぼのしているのに、怪奇ミステリー」という、大変ワタシ好みのお話。
1巻は「夏休みの遊園地で、4人の天才児を次々と消した“伯爵”と名乗る怪人と、自称名探偵の華麗なる対決(?)」、2巻は「鳴ると誰かが死ぬといわれる時計塔の鐘。それが鳴ると共に、“亡霊”からメッセージが届く」というお話です。
いいですねぇ、江戸川乱歩を彷彿とさせるような設定!
中学生の女の子から見た名探偵、という展開なので、フォーチュンクエストなどが好きな人なら、好きな文体だと思います。
今度、続きも読んでみます♪