はい/いいえ。

ドラゴンクエスト9、とうとう終盤にやってまいりました。
ラストが近いだけあって、究極の選択を迫られました。ドキドキしました。
例えば、現実の私自身が、


「世界中の人々を救うために、人間やめてくれませんか?」


    はい/いいえ


こんな選択を迫られたら、「はい」と言うことができるのだろうか。
すごい手が震えた小心者です。
家族の命を救うため、なら、何とか「はい」を選べるかもな。
すごく自分の心を切り込まれた気がしました。


ドラゴンクエストシリーズで何が好きかといいますと主人公が「はい」か「いいえ」しか選択できないことをあげます。
他のゲームですと、主人公の発言のあまりの濃さについていけなかったり、会話の内容の薄っぺらさに感情移入できなくて、途中でゲームやめちゃったことが多いのです。
だけど、「はい/いいえ」のみの選択肢って、自分の中で意味を膨らませることができるので、選択することに違和感を感じずに済んでいます。
もちろん、「いいえ」を選んでも「はい」を選ぶまで話が進まなかったり、自分の意図とは関係なしに周囲が勝手に勘違いして話を進めたり、ってこともありますけれど。
――現実世界も、そういうことばかりだよね。