牧師館の殺人

牧師館の殺人―ミス・マープル最初の事件 (偕成社文庫)

牧師館の殺人―ミス・マープル最初の事件 (偕成社文庫)

ドラマでも有名なミス・マープルシリーズ最初の事件です。
小さな村で起きた殺人事件を、お婆ちゃんが身近な物事に例えて解決します。
人物名や職業、様々な習慣になじみがないため、途中でワケわからなくなって、人物一覧表を作りながら頭から読み返しました。
容疑者だけで7人、何度も出てくる人物が20人以上、噂にのぼる名前も含めるとおよそ40人。
メモ書きが何枚になったことやら……。
しかし、それだけの人の言動が、最終的には全てパズルのようにピタリとはまるのですから恐るべし。面白かったです。
アガサ・クリスティだから絶対に意味のないキャラはいないはず、きっと驚きが待ちかまえているはず、と信じなかったら挫折したと思いますが。


それにしても、「オールド・ホール」や「ブルー・ボア」が一体何だったのか、正確なところは最後までわからなかった……。
翻訳した人って、海外暮らしが長い人なのかなぁ。違う翻訳もむしろ試したくなった次第。

牧師館の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

牧師館の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)


ドラマ版も見たいなぁ。
何回か見たことはあるけれど、制覇はしていないはずだから!