なぜ国語を学ぶのか

なぜ国語を学ぶのか (岩波ジュニア新書)

なぜ国語を学ぶのか (岩波ジュニア新書)

旦那さまの散髪が終わるまで、図書館で読んだ本、その1。
自分の作文能力に自信がないので、児童書コーナーでその手の本を探してみました。
作者の村上慎一先生は、中高の国語教師。
生徒の質問に先生が答える対談形式の本で、評論、小説、詩、古文などを引用しながら国語を学ぶ理由が語られています。
そして、文章の書き方については、何を書くかを決めて情報を取捨択一し、良い作品で語彙を増やし、説明の中心と順序を決めると良い、とされています。
これは文章だけではなく、会話でもそうだと思います。
先人の経験を知り自身の糧とすること、そして自分の心を伝える方法の凝縮されたものが、すなわち国語なのだと思いました。