蒼路の旅人

蒼路の旅人 (新潮文庫)

蒼路の旅人 (新潮文庫)

上橋菜穂子先生著、守り人シリーズ第7弾。
前作の『神の守り人』が苦い内容だったので、おずおずと読み始めましたが、すぐに物語の中に取り込まれました。
「チャグム、立派になって」と思わず母の心境。
彼が主人公の『旅人』編は政治色が強く、活劇の多いバルサの物語とはまた違った切り口で好きです。
ヒュウゴやセナなど新キャラの人柄も良かった!


人徳で少しずつ味方を増やしてゆくチャグムの行く末、そしてアスラとチキサを連れたバルサ達との再会が楽しみですが、終わるのが寂しいような。
でも、まさか次の文庫化は来年の夏?
い、一年も待てない〜。