コミックスタジオEX4.0

ComicStudioEX 4.0

ComicStudioEX 4.0

ずっと欲しかったのですが、この間買ってみたイラストスタジオのペン入れ機能が思った以上に快適だったので、購入に踏み切りました。
EXは一番いいバージョンで4万円弱(定価は48,300 円)。
高い?
実はもう何年も漫画を描いてないので、もしまた漫画を描こうと思ったら、原稿用紙、インク、ホワイト、筆、スクリーントーンなどなど、また買い直さなきゃいけない……。
全部揃えたら間違いなく万札は飛ぶので、長い目で見たらお得なはず〜。
なお、ちょっとだけ機能が制限されたProと、さらに機能が制限された廉価版DEBUTもあります。タブレット同梱版のMiniもある様子。
それぞれ、後からアップグレードも可能みたいです。


以下、初日雑感。
自分用の覚え書きと、これから始める人の参考にでもなれば。


まずはインストール。
素材がいっぱい入ってるので、けっこう時間がかかります。
トーン素材、パターンブラシ素材、背景素材、3D素材など。
その後、公式サイトで速攻アップデートです。
http://www.comicstudio.net/download/csupdater/index.html


立ち上げて、まず試し書き……。
さて、何を描こう。
うーん……。最近めっきり創作意欲がなくて、いきなり困る。
あ、前に友達からTRPGキャンペーンキャラの集合絵を描いてと言われたので、キャラ紹介漫画でも描くかー。
適当に鉛筆ツールでサクサクとラフを描く。個人的には[シャープペンシル]が好きですね。
あと、ブラシサイズがわからないと非常に描きにくいので、[ファイル→環境設定→ページ→カーソル→カーソルの選択:ブラシサイズ]に変更するのがいいと思います。マジックワンドや塗りつぶしは[十字]か[照準]がいいかな。


どうもコミックスタジオではレイヤー毎に属性があるらしく、初期の下書きレイヤー[表現色:黒1bit、表示色:カラー、出力属性:下書き]に鉛筆ツールで書くと、グレーの部分がドット化されて見づらい……。
レイヤーの表現色は後からは変更できない!(重要)
そのうちアップデートされるかもしれませんが……。
新規レイヤー[グレー8bit]を作り直した方が快適かもしれません。
基本的には黒と白の二色で、ペン入れなどする時は、見やすさのために黒の代替色を表示できるようです。


さて、ラフが終わったら、まずはコマ割り。
これがまー、理解できるまで結構かかってしまった。
枠線定規やラインツール、選択範囲などで作る方法もあるのですが、一応初心者用ガイドに載っていた方法としては、

  1. [ウィンドウ→素材→素材パレット]を開き、[マテリアル→デフォルト→枠線素材]から[1コマ割り→1コマ基本]を、画面にドロップ。
  2. 枠線定規カットツールを使い、ラフにそってコマを分けていく。枠の縦横の隙間や枠線の太さは、ツールオプションで変更可能。
  3. 枠線の線をなくしたり、二重線にしたい場合、[レイヤー→レイヤーのプロパティ→枠線定規]で変更可能。枠線なしにする場合は、線幅0で。
  4. コマを裁ち切りまで伸ばしたい場合、目的のコマフォルダーを選択の上、[表示→定規ハンドル表示(もしくはツールバー内のアイコン)]で出てきた三角マークをクリックすると広がる。もしくは、[定規→枠線定規の拡張]で指定する。


理解できると、枠線がすいすい引けて、すごく楽しいぃぃ。
コマフォルダをつくりたくない場合は、枠線定規レイヤーを作って枠線定規ツールで分けたあと、[レイヤー→レイヤーのラスタライズ]すると、枠線だけのレイヤーが簡単に作れます。


次は、セリフです。
コミックスタジオは、漢字はゴシック、文字は明朝系の、よく見る「漫画用フォント」が入っているので、それでセリフを打っただけでメチャメチャ感動できます。
これもちょっとコツがあったのでメモメモ。

  1. テキストツールで、大まかな場所にセリフを打ち込む。
  2. テキストプロパティの[フキダシ設定→素材からフキダシを選択]から、イメージに合うフキダシを選び、決定すると、黒ふち白ベースのフキダシが文字の下に配置される。
  3. フキダシの周囲のボックスで大きさを調整し、セリフもいい具合に動かして配置する。素材を選び直すと、フキダシの形を変えることもできる。
  4. [フキダシ設定]内の[しっぽを追加]をクリックし、フキダシの中からしっぽをつけたい方向にドラッグすると、フキダシに三角のしっぽをつけることができる。曲線指定も可能。
  5. [新規レイヤー→テキストフォルダ]を作成し、その中でフキダシをいくつか重ねて配置してからフォルダを閉じると、重なる部分が融合した複雑な形のフキダシを作ることができる。
  6. フキダシを自作する場合は、フキダシレイヤーを作成し、中を白で塗りつぶしておくと、絵の上に自由に配置できるので便利。


そして、ペン入れ。
レイヤーには「ラスターレイヤー」と「ベクターレイヤー」があります。レイヤーの属性で色々違いがあり、後から変換するのは面倒なので、レイヤーを作る際には注意が必要。
ラスターは画像、ベクターはデータで管理している感じ。
消しゴムツールの「ベクター用(交点消去/線消去)」が便利なのと、線をつまんで移動したり、線幅を変えたりもできるので、ベクターでやってみることにー。私は見切り発車でペン入れして、後悔することが多いもので!


ペンは、「入り/抜き/補正」を外して、「速度による入り・抜き」と「速度による補正」をオンにしたペンが使いやすいかも。
消しゴムは「全てのレイヤーを参照」「サイズを画像上の値として使用」をオンにすると良いと思う。


コマからはみ出して描く方法はちょっと忘れたので、今度復習せねば。
ベタやトーンなどはまた後日。