花散らしの雨

花散らしの雨 みをつくし料理帖

花散らしの雨 みをつくし料理帖

高田郁先生著、みをつくし料理帖シリーズ2巻。
【こぼれ梅】では、澪と野江の友情にジーンとしました。私は又次さん好きだなぁ。
澪周辺の恋話は、小松原氏と源斉先生の二大勢力がありますが、小松原氏は未だ身分を隠している上に年もかなり離れているので、あちらからはなかなか切り出せないだろうな。
あるとしたら、どちらかがベッコベコにヘコんでる時に慰めようとギュッてしちゃう感じでしょうか。
……恋愛ものが苦手な私がこんな事を考えるとは珍しい。澪ちゃんはつい応援したくなるけなげな女の子なのであります。
夏になったら忍び瓜作ろう。


以下備忘録。
【俎橋から】新しい店の評判は上々。ふきという少女を雇うことになる。しかしそれ以来、考案中の料理を登龍楼に真似される事が続き……。
【花散らしの雨】行き倒れの男を助けたおかげで、ふるさとの思い出の味こぼれ梅にありついた澪。それを食べさせたい人の下へ走る。
【一粒符】隣家の太一が麻疹で倒れる。それを看病していたおりょうにも病魔が迫っていた。
【銀菊】胡瓜と蛸の酢味噌和えを出した所、武家の客足がぱったり途絶えた。その頃、源斉に恋心を寄せる美緒が現れ澪にあたりつけるが、澪が会いたかったのは……。