ONE PIECE 1〜11巻
旦那さまがまだONE PIECEを読んだことがないと知り、日本男児としてそれはいかんと、とりあえず11巻まで実家から借りてきました。アーロン編の終わりまでです。
借りたっつーか、私が独身の頃に買ったんだけどね。初版だよ、初版!
私の買った漫画は既に家族の財産となっております……。
えー。以下、あらすじです。がっつりネタバレです。未読の方は気をつけてください。
既読の方は十数年前の思い出に浸ってください。
- 作者: 尾田栄一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1997/12/24
- メディア: コミック
- 購入: 11人 クリック: 296回
- この商品を含むブログ (247件) を見る
悪魔の実を食べた代償に金槌となったルフィを救うため、海賊シャンクスは左腕を犠牲に。ルフィはいつか海賊王になってシャンクスと再会することを誓い、十年後とうとう大海へと乗り出します。
海軍に入ることを夢見る少年コビーを救ったルフィは、海軍に捕らえられている賞金稼ぎのゾロとも出会い、彼を仲間にしようとモーガン親子と対決します!
改めて見ると、シャンクスが若っけー。かっけぇー。
ルフィが最初に戦ったのはアルビダさん。そういやコビーとはゾロより先に出会ってたんですね。この頃はコビー君があんなにカッコ良くなるとは思わなかった。ネー。
ゾロの顔の黒い部分は、影なのか黒く塗ってるのかしばらく謎でしたな……。あと、腹巻きがあまりにバカボンすぎて、こいつは真面目なのか馬鹿なのか、これもジャンプ本誌で読んでた時は結構悩んだ記憶があります。
- 作者: 尾田栄一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1998/04/03
- メディア: コミック
- 購入: 11人 クリック: 58回
- この商品を含むブログ (26件) を見る
しかし、ルフィを殺すように言われたナミは、バギーに刃向かって思わずルフィを助けてしまいます。
窮地にかけつけたゾロと共に港町へと逃げ出すのですが、忠犬シュシュが守る亡き主人の店がバギー一味に燃やされたのを知ったルフィたちは、一味の前に立ちはだかるのでした。
今は亡き主人を慕うペットの話は、やっぱり反則だと思うのです……(目頭を押さえつつ)
この頃の敵のたまらなく馬鹿っぽい感じは、今でも捨てがたいものがありますね。
バギー船長=千葉繁さんはハマリ役です。ネー。
- 作者: 尾田栄一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1998/06/04
- メディア: コミック
- 購入: 7人 クリック: 26回
- この商品を含むブログ (24件) を見る
彼は病弱な娘カヤを元気づけるため、壮大な嘘の冒険物語を語り続けていましたが、カヤの屋敷の執事が実は悪名高き海賊と気がつきます。
ところが、ウソップの言葉を信じるものはいませんでした――ルフィたちとウソップ海賊団の少年たちを除いて。
とうとうウソップ登場ですよ!
やっぱり彼がいないと始まらないというか、物足りないというか……。
ウソップ編の前に立ち寄った珍獣島、宝箱にハマったアフロヘアのガイモンさんの話は綺麗に記憶から抜けてました。あんな珍獣……失礼、あれほどインパクトのあるキャラを忘れていたなんて……。
- 作者: 尾田栄一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1998/08/04
- メディア: コミック
- 購入: 9人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
その頃、執事のメリーがクラハドールに斬られたことを知ったカヤは、クラハドールと話をつけるために立ち上がります。
クラハドールのへんてこな眼鏡の上げ方に実は理由があったと知った時は、「うわー、キャラクター作り込んでるな!」と感心したものです。パッと見は「……ハイッ!宮尾すすむデス!」なのですが。
ワンツージャンゴも好きなキャラなのですが、また出てこないかな?
- 作者: 尾田栄一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1998/10/02
- メディア: コミック
- 購入: 9人 クリック: 40回
- この商品を含むブログ (31件) を見る
航海するうちに食事の大切さが身にしみたルフィたちは、コックを仲間にするために「海上レストラン」へ向かいますが、弾みでレストランを大破してしまい、レストランの主ゼフからその弁償として1年間のただ働きを命じられます。
ワンピースはちょっと展開が早くて、小説で言うところの「行間」を感じる暇がなかなか無いのですが、さすがにウソップ海賊団解散のシーンはグッと来るモノがあります。カヤさんは男を見る目があるよね。
ゴーイングメリー号も手に入って、ようやく海賊らしくなりました。
そして、連載から1年目を目前にしてようやくクソコック登場。やっぱ眉毛……インパクトあるな……。
あ、ヨサクとジョニーも好きです! 弱いけど!
- 作者: 尾田栄一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1998/12/03
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 5人 クリック: 16回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
一方、その混乱に乗じてナミはゴーイングメリー号を乗っ取り、一人レストランから離れて行きます。ナミを追うために小舟を出そうとしたゾロとウソップの前に、ゾロの追い求めた男が現れます。
首領・クリークの艦隊を暇つぶしに壊滅させた「鷹の目のミホーク」でした……。
グランドラインの片鱗が見え、名台詞の大盤振る舞いの巻。ミホークは序盤チラ見せのボス級キャラです。シャンクスとどっちが強いかなー。
ボロ負けしたゾロだけど、負けっぷりもカッコイイです。登場以来、常に満身創痍だけどネ。
- 作者: 尾田栄一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1999/03/04
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 6人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (19件) を見る
ギンはクリークのためにサンジと戦いますが、サンジから受けた恩を忘れられずに戦闘意欲を失います。それに気がついたクリークは、ガスマスクを捨てるようギンに命じ……。
アニメ版ではエピソードを差し替えられた、いわく付きのサンジの回想シーン。人によるとは思いますが、私はダメだぁ。人肉食うのはあかんだろ。
「顔だけ伊達男な盾男」は別に好きじゃないけど、つい笑ってしまう良キャラ。なんでその風貌でジャングル育ちだよ、とついツッコミいれてしまうわ!
- 作者: 尾田栄一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1999/04/30
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 5人 クリック: 16回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
一方、ナミは悪名高き魚人アーロンの仲間だった事が判明します。ナミを追っていたゾロは魚人一味に捕まりますが、ゾロを置き去りにして逃げ出したウソップはナミの義姉ノジコと出会います。
「長い間クソお世話になりました!!」は名台詞ですなぁ。
サンジとゼフは、血は繋がらなくても間違いなく親子だったし、コックたちは兄弟でした。素直じゃないのにストレートな彼らの言葉にはウルウルッ。
ギンはきっと無事だと信じています。好きなキャラなので再登場したらいいなぁ。首領・クリークとは会いたくないけどね!
そして、とうとうアーロン編へ突入!
- 作者: 尾田栄一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1999/07/02
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 7人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (20件) を見る
しかし、アーロンはナミとの約束を守る気などなく、ナミが長い年月をかけてためた金を根こそぎ奪い、途方に暮れて泣くナミの前にルフィたちが現れます!
意地っ張りなナミが見せた涙。
「助けて……」「当たり前だ!」のシーンはいいですよね。惚れますよね!
ルフィが自分の一番の宝物をナミに預け、戦いに向かうシーンは何度見ても痺れます。
きっとルフィはナミの過去に興味がないし、聞こうとも思わない。ナミを信じているからこそ、ナミを泣かせた奴は許さない。
その単純な理念が何よりも頼もしいです。
- 作者: 尾田栄一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1999/10/04
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 6人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (26件) を見る
ところが、肝心のルフィは「ゴムゴムの風車」のせいで足が地面から抜けず、そのまま水の中に投げ入れられ大ピンチ。ノジコと駐在のゲンゾウの機転で何とか呼吸を確保し、ゾロとサンジの活躍でようやく脱出します。
傾向として、ピンチのきっかけはルフィの馬鹿かゾロの方向オンチ。もしかしてハンデなのかコレは?
魚人の強さがハンパないだけに、ウソップの葛藤に共感し、頑張りに胸を打たれました。パチンコとハンマーと輪ゴムでアレに立ち向かおうだなんて、とても真似できませんよね。
馬の合わないゾロとサンジが、仲間のために共闘する姿も良かった。
はっちゃんはおバカで憎めないです。何回見ても、鮹三連真剣白羽取りで吹く。
- 作者: 尾田栄一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1999/12/02
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 5人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (31件) を見る
ルフィの名はたちまち知れ渡り、3千万ベリーの賞金首に!
立ち寄ったローグタウンで、ゾロは今は亡き幼なじみの「くいな」にそっくりな「たしぎ」と出会います。しかし、彼女はスモーク大佐の部下で、ゾロと敵対する運命にありました。
一方、ルフィは謎の美女に出会います。彼女の正体はスベスベの実を食べたアルビダ。そして、彼女と組んだのは道化のバギー。ルフィを処刑しようとしたその瞬間、空から雷光が……!
風車のエピソードは、「このために仕込んでいたのか!」と、衝撃を受けました。みかんも。きっと尾田先生は締めのシーンから逆算して物語を作っていくのでしょうね。ということは、きっと最終回も既に考えてあるんだろうなぁ。
ローグタウン(始まりと終わりの町)で起こったトラブルは、まさに新たな物語の幕開けという感じがしました。
スモーカー大佐がカッコイイです。スモーカー大佐がカッコイイです。重要なので二度言いました。
たしぎとゾロの出会いも少女漫画的でいいですね。
アルビダの変貌っぷりは、思わず扉シリーズを見直しました……。