JESUS 砂塵航路 8

JESUS 砂塵航路 8 (8) (ビッグコミックス)

JESUS 砂塵航路 8 (8) (ビッグコミックス)

七月鏡一先生著、藤原芳秀先生画。高校教師兼殺し屋ジーザスの続編、8巻です。
先日「闇のイージス」を読んでいて良かった!(暁のイージスはまだ未読ですが)若かりし日の劉くんの話が読める「闇のイージス7巻」は読んで欲しいですね。
なお、ジーザスが闇のイージスに登場するのは11巻以降です。ラストシーン、あの娘の登場にはワクワクしました。ってことは、もう片割れも出てくるのかな?
にしても、主人公がイージスからジーザスになるだけで、結構切り口が違うものですね。ジーザスには笑い所があるのが嬉しい。美央先生の部屋に大集合の図が面白かったです。


実は、今巻で一番グッと来たのは、七月氏の後書き。
震災直後に届けられた一冊の週刊少年ジャンプを、子供達がみんなで読んでいたというエピソード。
各々ができる事をやっていれば必ずいつかは誰かの力になる、と励まされました。
がんばれ、がんばれ日本!


以下ネタバレ備忘録。
ジーザスを襲ったのは、保険医として潜入していた龍門幇の龍伊健だった。
彼は、もし自分を殺せなければ、生徒を殺すと言う。伊健は龍門幇の若き頭首だが、彼は兄である小剛に操られる駒であった。
自分の力だけでは何も出来ないことを悟った綾木は、ジーザスにサバイバル訓練を頼む。
その頃、とある一室では、龍小剛と、「24」の「令嬢派」三崎しずく、元幹部である「ナイト」、そして「クイーン」の忘れ形見である「老人派」燐・オールドマンが密会していた。