オリエント急行とパンドラの匣

オリエント急行とパンドラの匣 (講談社青い鳥文庫)

オリエント急行とパンドラの匣 (講談社青い鳥文庫)

はやみね先生の二大シリーズ、夢水探偵と怪盗クイーンが競演するお話です。
『いつも心に好奇心!』の『怪盗クリーンからの予告状』で、クイーンが世に産み出された時から二人はライバル。
オリエント急行』の名をタイトルの冠すだけのことはある名対決でした。
児童書ならではの大胆な展開ですが、歯ごたえのあるトリック、そして誰がクイーンかを考えるのも、もう一つの楽しい謎です。面白かった!
家族の絆や運命の出会いもアクセントで良いです。


以下備忘録。


夢水探偵の元に、オリエント急行の取材話が舞い込む。実はそれは怪盗クイーン(家出中)の仕組んだことだった。
クイーンは、謎の犯罪組織・黒猫が手に入れた「パンドラの匣」を盗み出すという。
夢水探偵、探偵卿のマンダリン、探偵卿の娘ボタン、探偵卿に憧れる海賊の息子ジャックたちがひしめくオリエント急行の中で、クイーンは一体誰に変装して紛れ込み、どうやってパンドラの匣を盗み出そうというのか。