ミッシングパーツ、ラストまで。

ミッシングパーツ、とうとう最後までクリアしました。
すごいゲームだったな……。

アイツからの手紙は不意打ちくらって目がウルウルだったし、7日目の謎解きはドキドキだったし。
恭介から哲平へのセリフ、「悪いけど一緒に死んでくれ」ってのは、本気で殺し文句だと思った!
哲平、一瞬も躊躇わないでOKするし。いいなぁ、こういう関係。ほろり。
そして最終日、凶悪な犯罪者と対峙した時のセリフは、猛烈に痺れましたわ〜。

「どうしてあなただけは、私に挑むのをやめないんです?」
「…決まってるだろ。お前が犯罪者で――俺は探偵だからさ」
「………」
「見てみたかったんだろ。名探偵なんてものが、本当にいるなら」
「………。…ええ、ぜひともね」

ずっと自分に自信を持てなかった主人公が、これ以上の悲劇を止めるという決意を口にしたシーン。
探偵とは、人の心の問題までも解決するものだって――。
失った衝撃のあまり、名前を口にすることもできなかった大切な人を乗り越えて。
大切な人を守るために、精一杯立ち向かって。
所長の言葉じゃありませんが、「少年は、こうやって大人になっていくんだなぁ〜」って感じですよ。


オカマの情報屋に哲平(報酬)を躊躇せず押し付けるようになった恭ちゃんにも、成長を感じましたけどね。
「俺のために売り飛ばされてくれ」って、アンタ……。
しかも、言い訳が(すまん、貧乏なんだ俺は…)ですからね。
哲平ちゃん、か、可哀想!(腹を抱えて爆笑)


ちなみに、ノートびっしり6ページ分のメモのおかげで、6話は無事、ランクA取得しました。
ランクAだと、エンディングにアレンジが入って、スペシャルバージョンに!
……かっっっこいい……!(感嘆)
最後は恭ちゃんと哲平のハイタッチ!(悶絶)

ゲーム中でも、哲平と別れる時に「パチーン」と手を合わせていくんですよ。
バイブレーションがプルルッと動いて、本当に手を合わせてるみたいで、哲平ファンにはたまらんのです。
エンディングの最後でもプルルッってしたら、最高だったんだけどなぁ……。もちろん、今のままでもいいんですけどっ。


ミッシングパーツは、シリアスとギャグの配分がほんと絶妙。
ギャグパートのエピソードにも、実は伏線が張られてたりして。まさか、奈々子の凶悪料理が手がかりになろうとは……。
あと、渋いオヤジがいっぱい出てきたのも嬉しかった。美形と美少女ばっかりだったら、こんなにハマらなかっただろうな。
はぁ……本当に面白かった。
このゲーム、こんなに良作なのに、ドリームキャストからの移植だったために、ほとんど話題にならなかったんですよね。もっと売れてよかったのにもったいない!


MISSING PARTS sideA  the TANTEI stories

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